〜ゲームについて素人から知れる、作ろう〜 アイディア検討(ゲーム制作ツール「machination」:実践編最終回

「machination」終了条件、人工プレイヤーとRunパネル

 

前回までにグラフについてやりました。

 

 

 

今回は基本機能の最後、終了条件と人工プレイヤーについて、それからおまけとしてRunパネルについてやっていこうと思います。

 

それでは早速ですが、終了条件付けについて。

これは非常に簡単です。

右側のGraphから四角で、中に黒い四角が入っているものを選択して、poolの上においてみてください。

 

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それから、poolとこの四角をstate(破線矢印)でつなぎます。

 

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以上です!すごい簡単!!

ちなみにデフォルトでstateのlabelは「>0」となりました。

これを>50とかすることで、50より多くなったら終了という条件をつけることができます。

早速やってみると、、、

 

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これはスクショだからresource(玉)が止まっているのではなく、本当に途中で止まってます。

このように条件を果たしたところで完全に止まるわけですね。

 

 

 

これで一応、始まってから終わるまでの一連の流れを作成することができるようになりました。

ではここからはそれをより実践的にしてくれる人工プレイヤーの機能をつけていきたいと思います。

 

これによって一気にそれらしくなるとともに、machinationの基本的な機能について網羅することになるのではないかと思います。

 

ではまず、Graphから左下のAPという四角を適当な場所に設置してください。

 

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すると右下のエレメントパネル(ステータス)にScriptという枠があるのがわかると思います。

察しのいい方ならわかったと思いますが、この人工プレイヤーはプログラミングの要領で働かせるものになります。

 

ただし、プログラミングといっても実際の言語ができる必要はなく、machination専用のいくつかの形を覚えるだけでできます。

 

説明ではわからないと思うので、早速やって行きましょう。

 

Scriptの欄に「if( pool > 3 ) fire(converter)」と打ち込んで実行してみてください。

 

するとこのように、、、

 

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poolに3個以上溜まった時にconverterが勝手に働いてくれます。

 

つまり、if( pool > 3 )で「もし"poolが3以上"なら」fire(converter)「"converter"を実行」というわけですね。

ifの中の条件を変えたり、fireの中身を変えたりで色々応用できます。

もちろんこの際手動でクリックしても動作します。

 

 

人工プレイヤーにより動作の自動化ができたわけですが、これを用いてさらに便利なことができます。

それが、runパネルのクイック実行と複数実行です。

 

右上のパネルをGraphから、runに切り替えてみてください。

 

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上のような画面が出てきたと思います。

このQuick Runがクイック実行、Multiple Runsが複数実行です。

 

 

ではそれぞれクリックして実際の動作をみてみましょう。

 

まずはQuick Runによるクイック実行。

 

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実行して驚いたと思います。

こちらなんと今まで、タラタラ待っていた動作を一気に終えることができます!!

しかも実行時間も表示してくれる!!!

 

 

これだけで素晴らしいですが、次のMultiple Runsが複数実行もやります。

実行した結果がこちら!

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今度は100回連続でやってくれただけでなく、実行時間の平均もとってくれました!!!

グラフにはそれらすべての結果が書いてあり、おそらく平均だったものが濃く書かれています。

 

パネルの下の方のRunsで実行回数を決定でき、その下のVisible Runsはグラフ上に何個分表示するかを決めれます。

 

つまり、このRunパネルはグラフ機能や人工プレイヤー機能と組み合わせることで非常に高度なことができるようになるわけですね。

 

もちろん実行するたびに結果は少しずつ違います。これはランダムがきちんとランダムになっているおかげですね!

 

このRun機能、今まで出てきた機能がいい仕事をしてることがわかる非常にやっていて楽しいものだと思います!!

ここまできた人はmachinationの虜になったかな?

 

 

 

 

ここまでできるようになると、ある程度複雑なものが作れるようになると思うので、この最後には見やすくするGraphについて説明をして終わりたいと思います。

 

 

Graphの一番上の段、TextLとGroupEというものがありますね。

これらは以下のように、コメントアウトをつけたり、枠組みをつけたりすることができます。

 

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今回の例ではそこまで必要がないですけど、以下のような複雑性のあるものだと、わかりやすいことが理解できると思います(?)

 (そこまで見やすくない、、、コメントアウトとかレイアウトの才能ないかも、、、

 

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ということで、ここまでmachinationというツールについてやってきましたが、最後の最後でかなり可能性が見えてきたと思います。

machinationに関しての記事はこれからも出していくかもしれませんが、おそらく補足的なものになるかと思いますので、これが一応一つの区切りということで、、、

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました!!!

他にも、今のところUnityに関してのものしかありませんが、ゲーム制作に関連する初心者向けの記事を書いているので、是非そちらも読んでみてください。

 

また、記事に関して質問や、感想、簡単なコメント等あると非常に励みとなりますので、そちらの方の是非とも気が向いたら書いていただけると喜びます。

 

 

ではまた別の記事で会いましょう!

またね! 

 

 

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この度インターン先を通しまして、BOOTHでこちらの記事をまとめたものを販売してみることになりました。

aei.booth.pm

表紙をみればわかる通り少しアップグレードしたRPGのモデルと、最後にここでは扱っていないものも含めたコマンドのまとめをつけています。

是非ともご覧になってみてください(こちらの記事を消すことはありませんのでそこはご安心を